ゴルフの割り勘で悩むのは、いつも同じところだった|車代・茶店・コンペ精算の話

ゴルフの割り勘で面倒なのは、プレー代そのものより、行き帰りの車代や細かい立て替えです。

多くのゴルフ場では、フロントがロッカー番号ごとに個人精算してくれます。プレー代も食事代も、自分の頼んだ分は自分の精算書に載ります。なのに、なぜか毎回、解散前にちょっとした沈黙が走る。「高速代どうする?」と誰も切り出さなかったり、「いいよいいよ」と運転手が言うのを真に受けていいのか迷ったり。

考えてみると、悩むポイントはだいたい決まっています。少し整理してみました。

プレー代と食事代は、たぶん大丈夫

プレー代の中身はこんな感じです。

  • グリーンフィー
  • カートフィー
  • キャディフィー(付ける場合)
  • ロッカー代・施設利用料
  • ゴルフ場利用税

それぞれ細かいですが、多くのゴルフ場ではフロントが個人ごとに精算してくれます。コースによっては、一部の費用だけ別精算になることもありますが、それでもグループ内で悩むというより、事前に確認しておけば済む話です。

食事も同じです。プランに含まれている昼食はもちろん、追加で頼んだビールやコーヒー、ハーフ後のソフトクリーム、これらはロッカー番号で管理されて、最後にちゃんと自分の精算書に乗ってきます。

ただ、ひとつだけ落とし穴があって、 「Bさん、ついでに俺の分のビールも頼んで」と言ってしまった瞬間 に、その伝票はBさんのロッカー番号に乗ります。これがあとで「あれ、誰がいくら払ったんだっけ」になりやすい。

一番悩むのは、車代

ここが本題です。

ゴルフ場は都心から1〜2時間離れているので、誰かの車で乗り合わせて行くのが普通です。問題は、その人のガソリン代と高速代をどう分けるか。

  • 全員で割る
  • 運転手を除いて割る
  • 運転手が「2,500円ね」と提示する

このどれにするか、毎回ふわっとしたまま流れていきます。運転手が「いいよいいよ」と言ってくれたとして、それを毎回真に受けていいのか。逆に、こっちが「いくらお渡しすればいいですか」と聞くと、相手も気を遣って「いやほんとに大丈夫」と言ってしまう。

たとえば4人で乗り合わせて、片道100キロほどのコースに行ったとします。ガソリン代と高速代で合計7,000円くらいになるとすると、4人で割れば1人1,750円。運転手を除く3人で割れば、同乗者は1人約2,300円。どちらが正解かは関係性によって違う ので、結局は毎回もやっとしたまま終わっています。

レンタカーやカーシェアを使った場合は料金が明確ですが、これも誰かがいったん立て替えて、後で精算するパターンが多いです。

茶店のまとめ買いも、地味に悩ましい

ハーフ後の休憩で、誰かが「みんなの分まとめて買っとくよ」とドリンクや軽食を買ってくれることがあります。これがあとで意外と精算しづらい。

  • 自分はコーラ1本だけだった
  • ある人はサンドイッチとビールを頼んでいた
  • でも結局、その場で1人500円ずつ集めて終わり

これを「同額にされるとちょっと損だな」と思っても、200〜300円の差を口に出すのは大人げない感じがして、結局飲み込みます。1回ならいいんですが、何度も続くと少しずつ気になってきます。

コンペになると、幹事だけ別世界

ゴルフコンペになると、お金の動きが急に複雑になります。

参加費は1人2,000〜5,000円程度が多くて、そこから賞品代と表彰式・パーティー代を出します。賞品代と懇親会代を半々にするのが定番です。参加者40人、参加費5,000円なら全体予算20万円、賞品代と懇親会代に10万円ずつ、みたいな感じ。

ここで幹事がやることが多すぎる。

  • ニアピン賞、ドラコン賞、優勝、準優勝、ブービー賞の景品を事前に買う
  • 当日参加できなくなった人の返金をどうするか考える
  • 二次会に行く人・行かない人で精算が変わる
  • 上司やゲストの会費をどう調整するか決める

長く幹事をやっている人ほど、Excelで明細表を作って、当日朝にメンバーに配ったりしています。これはこれで親切なのですが、毎回作るのは正直しんどい作業です。

結局しんどいのは、立替の相殺と集金

ここまで車代、茶店、コンペと見てきましたが、よく考えると、どれも構造は同じです。誰かが先に立て替えて、後でみんなで分ける。問題は「割り方」そのものより、立て替えた人が複数いるときに起きます。

たとえば一日のゴルフで、こんなふうに立替がばらけることがあります。

  • Aさんが車を出して、ガソリン代と高速代で7,000円
  • Bさんが茶店でみんなのドリンクをまとめて1,500円
  • 自分がコンペの賞品を事前に立て替えて3万円

これを参加者全員で精算しようとすると、急に頭がこんがらがります。「自分はAさんにいくら払って、でもコンペの賞品代はみんなから自分に集まってくるから、その分を差し引くと…」と、誰が誰にいくら渡せば最小の回数で終わるかを計算する必要が出てくる。これが手作業だと本当に面倒で、私はいつもここで電卓を二度三度叩き直していました。

そしてもう一つ、計算より地味にしんどいのが集金です。金額が出たあと、一人ひとりに「○○さん、2,300円お願いします」と連絡して回るのは、相手が気のいい仲間でも気を遣う。「まだもらってないな」と思っても催促しづらい。お金の話は、ゴルフの楽しさとは別のところで地味に消耗します。

アプリに任せると、けっこう楽になる

私はタテカリという割り勘アプリを個人で作っていて、それを身内のゴルフでも使っています。タテカリ はURLで共有できるので、ブラウザだけで使えて、ゴルフ仲間にもアプリを入れてもらう必要がないのが助かっています。

特に便利だなと思っている使い方を3つだけ。

車代

行きも帰りも運転してくれた人の高速代5,000円、ガソリン代2,000円を、そのまま入力するだけ。運転手の負担を考慮して「同乗者だけで割る」とか、「運転手は1,000円だけ持つ」みたいな細かい配分も、傾斜割り勘で設定できます。

茶店のまとめ買い

「ドリンク700円、サンドイッチ800円、合計1,500円を立て替えた」と入力して、注文した人だけを選べば、その人たちだけで負担になります。コーラ1本しか頼んでない人にサンドイッチ代を払わせない、というのが自然にできるのが気に入っています。

コンペの幹事仕事

賞品代3万円を立て替えたら、参加者15人それぞれにいくら請求するかが一覧で出ます。LINEで結果のURLを共有すると、参加者は自分のスマホで「自分はいくら払えばいい」を確認できるので、幹事から個別に催促する手間がほぼ消えます。

終わりに

ゴルフでお金の話に悩むのは、たいてい「ゴルフ場の外で発生する費用」です。プレー代や食事代みたいに、ゴルフ場のシステムで個人精算できるものは、ほぼ自動で片付きます。

悩ましいのは、車の費用、茶店のまとめ買い、コンペの賞品代。誰かが立て替えて、後でみんなで分ける タイプの費用です。ここを、Excelで毎回計算するのも、現金でやり取りするのも、もう疲れた、という方は、アプリに任せてしまうのがいちばん早いと思います。

せっかくのゴルフなので、最後のお金の話で気まずくならないようにしたいですね。